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■中心結節

中心結節破折症例　
下顎小臼歯咬合面（下顎第二小臼歯が好発部位）中心に突起状の結節が
先天的に存在することがあります。
突起が折れることで急性の歯髄炎の症状が現れることがあり、
一見虫歯等無い歯に時として強い症状が現れます。
結節内に歯髄の一部が延びて入り込んでいて、折れることで歯に歯髄までの穴が出来たのと同じ状態になることがあります。
この症例は問題の永久歯が萌出してそれほど年数が経過していなかったのですが、症状がさらに悪化したため残念ながら根尖の完成確認、歯髄除去で対応
しました。
破折予防には少しずつの削合により第二象牙質による封鎖や硬質レジンによる結節の周りの補強が考えられますが、実際は難しい場合も多くあります。

■小手術

下顎隆起の除去手術
年齢を重ねると、下顎の内側の歯肉に左右でこぼことしたかたい塊が大きく
成長することがあります。
舌感が悪かったり、義歯の障害になる場合は取り除くことができます。
隆起上の粘膜が薄いため削るより骨ノミで手っ取り早く剥がす方が粘膜を綺麗に残せます。

■歯科矯正処置

前歯の一部の咬みあわせがさがさまになっています。少しの時間と費用で治療を試みます。

ワイヤーを利用し一部だけの矯正をしました。

２，３週間でこの様な状態にまで変化しました。

■ 除去したインプラント

他院で埴立したインプラントです。ぐらぐらで永年痛みの原因となっていました。レントゲン像ではインプラントの周りの骨が無くなっています。

インプラントは埴立するだけではなく後の管理も大切です。
このようにぐらぐらのインプラントは容易に除去できますが、しっかりしたものは専用の機器を用いて除去しなくてはなりません。
埴立より除去の方が難しいことが多々あります。
少し費用が高くても後の設計変更も可能な多ピースのものをお勧めします。

除去したインプラントには黒い付着物が多量にみられました。
こうなると、噛むどころか体内の異物でしかありません。

■ゴールドコア

金合金のコアです。保険診療のコアは銀合金でできています。
見た目の違いはわずかに黄色みがかっているだけのようですが、
銀合金のコアが歯ぐきに近接していると、歯肉に黒ずみをつくることがあります。
金合金のコアはそれを防ぐ事ができます。
見えない所に費用をかける理由です。
実は私自身の治療です。